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「庭の木」という曲がある。 原題は「Thorn tree in the garden」 庭のいばら。 痛々しいイメージだけど流れるメロディーはすごく穏やかで、波乱の後に何かを悟りきったような静かで優しい音楽だ。 原題の意味するところはよくわかる気がするが、邦題の棘を感じさせない木のしっくりさも的を射ていて妙、と思う。 いろんな人がいて、いろんな出会いがある。 喫茶店で知り合って、いつの間にか友達になった連中とみんなでこの曲を聴いた。 彼らはなんら確固たる思想をもって生きていた訳ではないけれど、思想以上に崇高な、こうしか生きられない性(さが)をみんな背負ってた。 どうしようもなくそう生きるしかない悲しみを背負ってた。 こうして生きるしかなかった彼らは、「自由」という大義名分をふりかざして人々の冷ややかな視線を受けながら、いばらの道を歩いてた。 でもみんないつも笑ってた。 静かだった。 「庭のいばら」の肌にささる痛々しさは苦痛と血を伴ったが、その我が血の温もり故にみんな静かで穏やかだった。 "STRANGERS when we meet" 今彼らはどこでどうして生きているのか。 多分決してもう彼らに会うことはないだろうけど、人知れず自分を確実に生きていたことは疑いのない事実なんだ。 もしたとえ何処かで出会ったとしても、ただすれ違うだけ。 手を取り合って同道することはない。 懐かしさにひたることはない。 画用紙、鉛筆、墨 455×535mm
by atelier-poeta
| 2011-09-30 21:42
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