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そのかたちを最初に見たのは ばらばらの時間が集まりはじめたころ スケッチブックの白い紙の上の 鉛筆の線だった いやむしろ 見たからかたちになったのか よどみに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて 虚空からくちばしを突き出して おおきな目をした鳥がついばむ迷妄の来歴を 読みとこうと躍起になった物語に属する時間 いやむしろ えがいたから物語がうまれたのか よどみに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて ふたたびそのかたちに出会ったとき 線は無意味なものになっていた としつきが運び去ったあとの清々しい時間 線は笑っている いやむしろ 笑いこそ破壊者なのか よどみに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて 今は無意味なそのかたちが かざりをこそげ落としてのちに現われる こころのなりたちの ほんとうのすがたではないかと思っている (鴨 長明 「方丈記」) 画用紙、鉛筆、インク、255×370mm
by atelier-poeta
| 2010-07-16 23:28
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